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2017.11.20

C型肝炎について

こんにちは

C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)感染によっておこる肝炎でHCV陽性患者は日本にはおよそ200万人いるといわれております。
感染経路としてはかつては輸血や注射のうち回しで起こったといわれておりました。
C型肝炎が進行すると肝硬変症、肝細胞癌となりここまで進展すると予後があまりよくありませんでした。
治療法もかつてはインターフェロンが中心で治癒率も約1/4程度でした。
ただ近年C型肝炎に対する治療の進歩が目覚ましく、直接作用型抗ウイルス剤(Direct Acting Antivirals; DAA)が開発されてから

インターフェロンの注射がいらなくなり、ほとんどがインターフェロンフリー療法に変わりました。
本邦ではハーボニーをはじめDAAは数種類ありますがどれもウイルス学的著効 (SVR; sustained virological response)が90%以上でC型肝炎はDAAの内服のみでほぼ治る疾患となりました。
DAAは高額(8週~12週で終了で総額が大体数百万円)ですが医療費助成制度で大部分は補えるため患者さんの負担は少なくなっております。
東京都では東京都が指定する肝臓専門医療機関による診断書が必要になり、当院でもインターフェロンフリー治療を導入する予定です。

https://www.naruhodo-kanen.jp/

(ギリアドサイエンシズ社のサイトで、C型肝炎をわかりやすく解説しております。)