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2019.02.27

花粉症が増えてきました。

こんにちは。

2月に入りインフルエンザ感染症が減ってくるとともに花粉症の患者さんの来院が増えてきました。

私はアレルギー性鼻炎ではないので自分の体感での花粉の飛散の状況はよくわかりませんが、患者さんに聞くと今日はよく花粉が飛んでいて、くしゃみが止まらないなどとかなり敏感に反応されておりました。またニュースでも毎日花粉の飛散状況が報道されております。

治療としましては

➀抗ヒスタミン薬内服

②点鼻薬(ステロイド等)

③アレルギー性結膜炎に対して抗アレルギー薬点眼

の3点を行う患者さんが多いです。

➀抗ヒスタミン薬内服ですが、前医にてアレグラ(フェキソフェナジン)内服、あるいはザイザル内服されている方が多い印象でした。アレグラは眠くはならないのですが少し効果が弱く、ザイザルは眠くなるといった訴えがありました。ビラノアを処方したところアレルギー性鼻炎に対してザイザルと同等の効果がありあまり眠くならないという患者さんが多かったです。(あくまで患者さんの主観だと思っていましたが、pubmed等で検索したら他より眠気が少ないという論文がヒットしてました。消化器以外の分野ではあまり英語の論文を読む機会がなかったですが調べてみると当たり前のようにたくさん論文がでてきました。)

特に患者さんの指定がなければビラノアを処方するケースが多くなりました。

②の点鼻薬に関してはくしゃみの多い患者さんに対してアラミスト、ナゾネックス、フルナーゼ等を処方しております。

③に関しては約半数の患者さんが鼻水、くしゃみとともに目のかゆみ、充血、流涙を訴えており、抗アレルギー薬のパタノール等を処方し、それでも改善が見られなければ眼科に受診してもらうか、あるいは眼科医と相談のもとフルメトロン点眼等のステロイド点眼薬を処方しております。

また漢方薬で小青竜湯も多く処方しております。

舌下免疫療法というものもあり、特にスギ花粉症、ダニアレルギーの減感作療法で日本アレルギー学会等の講習を受けて資格を取ってからでないとできないので当院では施行できません。来院患者さんでの問い合わせが多いので可能であれば講習を受けようと思います。

 

診断に関しては当院では採血でのアレルギー検査(VIEW39、MAST36)を行っております。30~40のアレルゲンに対してアレルギーがあるかどうか判定をします。