晴海3丁目クリニックです。
先日突然の胸やけが治らないとのことで緊急で上部消化管内視鏡検査を施行いたしました。
食道ではなく胃体部後壁の粘膜がかなり浮腫んでいたためいつも見るアニサキスの所見があり、アニサキスを探したところ、胃体中部大ワンにアニサキスがいて除去いたしました。
よくよく聞くとアジの刺身を食べたとのことでした、
この症例で当院の胃アニサキス症は200例となりました。
開院3年で200例はかなり多いほうと感じました。
患者様にも認知されてきて、特に土日は緊急で内視鏡を行う施設が少なく、サバ、かつおを食べてから腹痛が改善しない方など中央区以外で、遠方からやってくる方が増えてきました。
緊急でアニサキスを疑って内視鏡を行った患者さんで実際にアニサキス症だった割合はおおよそ8割ぐらいでその他はGERD、胃潰瘍、市所見なし(機能性ディスペプシア?)等である程度は問診で絞り込めてると思います。
また患者さん自身がアニサキスを疑い内視鏡希望で受診される方も増えていて、特に以前アニサキス症になったことのある方は同様の症状で受診されて際はほぼほぼアニサキスを認めておりました。
生もの摂取にて上腹部痛が出現し、アニサキスが疑われた際は当院では緊急での内視鏡が可能ですので電話にて問い合わせください。