安倍総理が辞意を表明されました。
原因は潰瘍性大腸炎の悪化でした。
潰瘍性大腸炎とは原因不明の大腸に炎症を起こす疾患です。
腹痛、下痢、血便、粘液便といった症状で大腸内視鏡検査にて診断されます。
当院でも大腸内視鏡検査で開院以来2年半で40例以上の潰瘍性大腸炎の症例を経験、診断いたしました。
治療に関しては罹患範囲と重症度によって異なります。
5-ASA製剤、ステロイド、生物学的製剤等の種類があり、投与方法も局所治療である座薬、浣腸、泡状フォーム、内服薬、点滴等さまざまです。
またこの病気は寛解増悪を繰り返し、今回の安倍総理も一旦寛解導入していたのが、新型コロナウイルス感染症の対応等の激務により再度増悪したものと考えられました。
潰瘍性大腸炎で重症度が中等症以上であった場合は当院では難病申請を行っております。
(当院は難病指定医療機関で院長は難病指定医で申請可能です。)
血便、粘液便、腹痛、下痢症状で気になる方は当院にご相談ください。